檀紙

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2日続けて和紙の産地へ.今日は私一人です.
こちらの産地独特の紙に檀紙という、皺の入った和紙があります.
この漉き場は、三六判という大きな紙で檀紙を制作できる技術を持っていますが、最近はそれほど需要がありませんでした.今日は、15年ぶりに菱形の模様の檀紙をつくるということで、打ち合わせも放っておいてまず見学.

作業の段取り上、乾燥用の室のそばで皺を付ける作業をします。作る人に加えて見学者も多く、みんな汗だくになりながら紙に向かっていました.
15年も制作していないので、どの治具をどう使うかで色々と試行錯誤しながら進めていました.
確かに、道具だけみていてもどのように利用するか解らないものも多く、技術が途絶えるとその復興は大変だろうと実感します.