内装に和紙をつかいたい

2008/03/15 18:19
投稿者: hojo 

 少し前ですが、3/10の毎日新聞の「くらしナビ」に「内装に和紙をつかいたい」ということで記事が載りました.たまたま記者さんと知り合いになり、建築家の丸谷博男さんや、杉原商店さんをご紹介しました.
良くまとまっていて、良い記事だと思いますので毎日新聞をとられている方はチェックしてみてください.

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コメント:Re:内装に和紙をつかいたい

木下です。

 

旅館や企業の施設等、予算を計上して定期的にメンテナンスを行える施設ではいいのですが、

一般の家庭では当初の見栄えこそいいけれど長い間生活していると

「汚れや破損が発生した場合の補修をどうするか?」

という点も考慮する必要があります。

 

京都にいると「京町家活性化」とかで色々と古い家を改装したり、

町家を模した設計等のオープンハウスを見る機会が多いのですが

見た目は良いけれど「長期間の生活の変化」を考慮されている設計は

殆ど見られません。

見かけは町家みたいなんだけど、その雰囲気を構成している工夫が

反映されていないものが大半です。

 

千年の時の流れの中で改良された工夫は、

外観のデザインだけではなく、

生活に即した、その土地に必要な工夫、そんな

ライフデザインも考慮できるデザイナーが増えて欲しいと思います。

 

 

投稿者: kino on 2008/03/16 09:09
コメント:Re:Re:内装に和紙をつかいたい

 良い紙だと経年変化でどんどん白くなっていきますし、風合いも出てきます.

知り合いが施工したところだと、施工当時よりもよくなっているとのこと.

補修自体は襖紙と一緒で一部なら別の紙を貼りますし、全体なら張り替えになります.その際も下貼りがよければそのまま再利用できます.

 

旧来の町屋だと構造上柱位置は変更できませんが、壁位置ならかなり変更可能です.また床の高さも框までかさ上げすることでバリアフリー化も出来ますがFL自体の変更は難しいと思います.

町家改修の一番の難しいところは、コストと機能性、デザインのバランスでしょう.

ローコストでの改修が多いですし、単にコストパフォーマンスだけなら一般的な住宅会社のプレファブ建てたほうが性能良いです.どちらが住んでいて「心地よいか」は別ですが.

投稿者: hojo on 2008/03/16 11:06
コメント:Re:Re:Re:内装に和紙をつかいたい

木下です。

 

紙の場合補修自体はhojoさんの書かれているとおり他の紙を貼ればいいのは解るのですが、

経時変化で変わった色との合わせが難しく、その部分だけ目立ってしまわないのか?

との疑問があります。

 

旧来の町屋を改装している場合はいいのですが

新しく京都の町屋として立てらているデザインの多くは

色を黒くして縦に長い木材を使っていることを、「町屋」とされている感じがします。

 

古くからの建物を調べてみると判ると思いますが

実際にそれらの建物が町屋として参考にされているデザインの根底を考えると

黒っぽい色になっているのは木材の腐食を防ぐ為に塗られている柿渋等の防腐剤の色で、

現在の建材であれば必要の無い色ではないでしょうか?

 

また、縦に長い木材も、本来は二重構造になっていて 上から見れば

▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

こんな感じで

▼▼▼▼▼▼
  ▲▲▲▲▲▲

前後の距離を変えることで正面からは内部を見れないものの

斜めからの採光や風通しを確保することが可能になっています。

人通りの多い場所で、プライベートを守りながら風通しを良くする為の工夫だでしょう。

 

しかし、縦に長い四角い木材では 正面から内部が良く見えるので、意味の無いデザインになっています。(間が狭いので防犯上一定の効果はあると思いますが。)

 

これからのデザイナーの皆さんには

時代と共に必要とされる機能も変わってきているでしょうから本質を見極め

その地域・生活に必要な工夫を取り込んで行って欲しいですね。

 

投稿者: kino on 2008/03/16 12:55