箱の「角」を奇麗に!!

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普通「貼箱」の場合、ボール紙の生地は四隅を「テープ止め」や「ワイヤー止め」で止めてから、その上に「紙」などを貼ります。
しかし、高級化粧品のパッケージなどで、特にキレイに仕上げる場合に、「外枠をかける」という方法を使います。


外枠1外枠2外枠3











フタやミなどに、ボール紙の「外枠」を糊で接着します。
もちろん、すべて「手作業」です。大変手間のかかる作業ですが、出来上がると、「外枠の継ぎ目」も殆ど目立たず、「テープ止め」した場合に比べ、テープのわずかな「厚みの段差」が出来ません。
そのため、上から「紙」などの素材を貼っても、「テープの跡」が表面に表れません。
とても「すっきり」とした貼箱になります。

外枠4外枠5





次の写真を比べてください。(写真では少しわかりにくいかもしれませんが、左が一般的なテープ止めをした場合。右が「外枠」をかけた場合です。)
このように、特に「黒のレザー調の紙」などを貼った場合は、下地の具合が顕著に表れます。

外枠6外枠7






これを使った例としては、「高級オーディオ・アクセサリーの貼箱」があります。
とても手間のかかる仕事ですが、外からは見えないところにも「愛情」をそそぐことで、エレガントなパッケージに仕上げることが出来ます。
こんな貼箱をもっと作って見たいですね・・・。