ワラ入り和紙・お酒のパッケージ

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今月4日(水)~6日(金)の3日間行われる「第18回文具・紙製品展ISOT2007(東京ビックサイト)」に、フォーラム・アイから泉広印刷・矢部さん、和紙商 小野商店・小野さん、日本ドリームオフィス・重松さんの三社共同で、「和紙と印刷」をテーマに出展されることになりました。 今回、矢部さん、小野さんから「展示用貼箱」について、お声をかけていただきました。
「和紙の可能性を追及して、世界へもアピール出来るような、いろいろな展開を考えていきたい。」との思いを持っておられます。

普段は、「和紙封筒」などの商品を開発、販売しておられますが、それだけにとどまらず、和紙を使った「パッケージ」も展示してみたいとご相談を受けました。

弊社は「貼箱」を製造していますが、最近は「和紙」を使うことが殆どなくなりました。
昔ながらのデザイン・質感で、現代の「洋紙」のような魅力があまり感じられなくなってきたからです。

最近の洋紙メーカー・商社は、メーカー・デザイナー向けに商品開発を進め、デザイン性や素材感に優れたものがたくさんあります。
それに対して、以前からある「和紙」には、そういった「五感を刺激するような魅力」がかけている気がします。

お二人からお話をいただいた時にも、これらのことをお伝えし、「魅力のある和紙」を探していただきました。
見つけていただいたのは、福井県越前市の和紙メーカーのものでした。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、和紙の中に「ワラ」を漉きこんだものです。それも、かなり大きなワラのカタマリも入っていて、その質感は私の五感を大いに刺激してくれました。

ただ貼箱に貼るには、なかなか手ごわい相手で、ワラのカタマリが予想以上に大きく、和紙に「糊」が均一にはのりません。
箱の角にワラが来ると、紙から飛び出して、ワラがはみ出すようになったりもします。

でも、そういった一見マイナスと思われることが、とてもアナログ的というか、「痘痕(あばた)も靨(えくぼ)」と思えるかもしれません。

ブースでは、越前の地酒メーカーと提携して、利き酒も行われるそうです。

「和紙」の魅力にご興味のある方、是非手に取ってご覧ください。
「素晴らしい和紙」と「素敵なお酒」に、酔いしれるかもしれませんよ・・・・・。

第18回文具・紙製品展ISOT2007
会期:2007年4日(水)~6日(金)
会場:東京ビックサイト
東2ホール(B11−30)
「和紙と印刷 和紙商小野商店」

リンク元 http://blog.livedoor.jp/hakoyamakoto/archives/2007-07.html#20070702